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2024年8月 オーストラリア パース留学ツアー 無事開催しました!(初日現地レポート)
2019年に前回の留学ツアーを行ってから実に5年ぶりとなった留学ツアー。
小学4年生から高校1年生までの12名が参加しました。
今回の行き先は、Australia、西オーストラリア州の州都「Perth」。
8月17日(土)〜26(日)の日程で、
パース滞在期間中は、生徒の皆さんはそれぞれ現地のご家庭にホームステイ、現地校に通います。
シンガポール航空のフライトで、行きは関西国際空港から、帰りは中部国際空港へ、いずれもシンガポール経由です。
行きは、名古屋駅に集合しそこで親御さんとお別れするグループと、関空に集合するグループに分かれました。
名古屋駅集合グループにとってはもうここから留学スタートです!
みんな緊張してるかな?と思いきや、、、全然!!
名古屋駅からの新幹線の中、新大阪駅についてから、乗り換えた特急はるかの中。
「新幹線の中ってWi-Fiあるかな?」
「新大阪駅ってWi-Fiある?」
「おぉ!はるかの中もWi-Fi使えるやん!」
全員、いちいち到着先のWi-Fiの心配しかしてません。
何はともあれ、関空到着。
「やった〜。ようやく着いたー!」と子どもたち。
いやいや!まだこれからですよ!!
まだ出国すらしてないから。
関空集合組との合流時間までに、この食事会から合流したメンバーと一緒に夕食をとります。
最後の食事は、「ZETTERIA(ゼッテリア)」という嘘みたいな名前のハンバー屋さんにて。
「はいチーズ!」で「Z」マークw
なんかみんな笑いながら「これが最後の日本食か〜!あじわっとこー!」なんて言ってるけどな。
お前ら全員、最後の日はパースの空港でうなだれて「これが最後のオーストラリアの食事か…」なんて言いながら、泣きながらハリボーかじってるんだろうな!w
無事定刻に全員集合!
空港にて、両替したり、ポケットWi-Fiを受け取りに行ったり、スーツケースに入れてしまっていたネックピローを取り出したり、機内で着る上着を出したり。
バッテリー類は手荷物に入っているよね?スーツケースには入れてないよね?
大きな液体(飲み物)は取られちゃうよ。オーストラリアに持っていきたいものはスーツケースに入れてある?
最後の荷物チェックをしながら、一応、みんなにジャブを打ちます。
「みんな、パスポート持ってるよね!?パスポートがないと飛行機乗れないよ!!大丈夫!?」
「どっかに入っとるよーって言われたであると思う」
いいですね〜、この不安なさげな感じ。
不安げなのは引率しているの大人だけです。
チェックインカウンターでは、私たちのグループの前に総勢60〜70名ほどの大学生の団体さんが並んでいたため随分並んで待ちましたが、チェックイン自体はすんなり。後からチケットを購入した子も無事、シンガポールまでの便も、その後の乗り継ぎ便も、近くの席次に変更していただけることとなり、ひとかたまりで座れることになりました。
カウンターで時間を食ってしまったので、チェックイン後はすぐ、手荷物検査場へ移動。
すなわち、ここで保護者の皆様とも8日間のお別れです!
さて。
ここからみんな、どんな旅をして戻ってくるのでしょうか。
手始めの手荷物検査。
12人中、刃物類や飲み物類の持ち込みで手荷物検査引っかかったのは ”たったの5人”!www
まあまあ。悪くないんじゃないですか・・・。
幸先のいいスタートです・・・。
保安検査場を通過し、出国手続きを終え、関空内の”国外”にて。
保護者の皆さんから離れ、ここでみんなと最初のスモールミーティングをします。
この留学ツアーを、ここからスタートするための大切なお話をします。
皆に、以下のようなことを伝えました。
===== =====
このツアー中の私の仕事は「引率者」ではなく「フルタイム・ストーカー」。
前を歩くのは子どもたち自分たち自身。
私は、基本的に後ろからみんなの後ろからこっそりついて行くだけ。
あとは、こっそりみんなの様子を盗撮して、その写真を雇われた人たち、すなわちみんなのお父さん、お母さんに送ること。
それだけだから。
知りたいことがあったら、自分で聞きましょう。
どこに何時何分に行かないといけないのか、自分で確認しましょう。
私たちに向かって話をしている人がいたら、それは私に話しているわけではありません。あなたたち一人ひとりに伝えているのだから、しっかり話を聞きましょう。
これは、たまたま12人、同じ飛行機で、同じ行き先、同じ学校に向かっている、みんなそれぞれの一人旅です。
本当に困ったことがあったらもちろん助けるけど、基本的には全て、自分で調べて、自分で考えて行動してくださいね。
===== =====
「Kenjiが何とかしてくれるだろう。」もちろんそうなのですが、そう思われすぎないように、これは自分たち自身の留学ツアーであり、一人ひとりが自分で行動する意識を最初からしっかり持ってもらいたくてお話ししました。
荷物の管理も、行き先の確認も、基本的には自分でさせたい。「ストーカーに荷物預けないでしょ」。
Kenji〜〜、これ買っていい?とか聞かなくていいから。「ストーカーにそんなこと聞かないでしょ」。
そういう固い話もそこそこに、関空では、もう何かみんなめっちゃ打ち解けて仲良し。
みんな、ちゃんと話聞いてくれてたかな・・・。
一瞬で仲良くなったのはいいけど、小学生男子チーム、めちゃくちゃ走るしうるさいし、なんか無駄にめちゃくちゃお金使う!!w
関空にガチャガチャ置くのやめてほしい!!w
小学生が釣られまくる。あ、中学生もでした。
誰も「Kenji〜〜、ガチャガチャやっていい?」とか聞いてきません。
話聞いてくれてたってことでいいんか!?
たゆたう「糸の切れたタコ」とはなんか違う。
昔、買ってた犬が首輪外れて全速力で逃げて行ったことがあったけど、あの時の思い出がなぜか蘇ってきました。
あともう一つ、みんないいかな?
お盆前の空港、結構人がたくさんいるよね。
そんな中で、遠くから大きな声で「ミスター・ケンジーー!」と呼ぶのはちょっとやめようか。
大勢の人が振り向くでしょ。
皆さん私を見てらっしゃいますよね。この人はなぜ、子どもたちに自分を「ミスター・ケンジ」と呼ばせているのか、という目で。
国際的に恥ずかしい思いしたくないんです。「ミスター・ケンジ」だと、日本人だけじゃなくて、外国籍の皆さんにも通じてしまいますよね。なので、これからは「ケンジ」と呼んでください。
最初のフライトは関空からシンガポールへ。
23:25定刻発。
およそ5時間半のフライトで、シンガポール・チャンギ国際空港に到着。
みんなヘロヘロ、現地時間AM4:40(日本時間AM5:40)、身支度を整えながらスモールミーティングをします。
「ストーカーの仕事として、雇ってもらった人、みんなの保護者の方々に盗撮した写真で喜んでもらわないといけないから、みんな、最高の作り笑顔お願いします!」
で頑張ってくれましたw
集合場所と集合時間を決めて、YumiグループとKenjiグループに分かれて自由行動。
といっても、とても広い国際空港内でターミナルの移動などを含め正味1時間の待ち時間しかなく、またみんなかなりお疲れの様子で、基本ゆったりと過ごす。
それから約1時間半後。
AM6:15、パースへのフライトに搭乗。
7:15定刻発。
この機内から、急に人のサイズが変わった気がします。
通路に足を出してる人多め。
若干飛行機もゆっくりになったような。
それはさすがに気のせいですね。
およそ5時間のフライトでパース到着。
ランディング・カード(オーストラリア入国の際に入出国管理局に提示する入国証明書)の記入。
みんな自分で書きましょう!全部は無理かもしれないけど、「Family Name」とかはわかるでしょ。
「これはあなたたち自身の留学です」と何度も伝えます。
中には、自分のスマホやタブレットで「Google Lens」を使って解読しようとする子もいました。Good ideaですね。
無事入国!
現地コーディネーターのKojiさんと、5年ぶりの再会!!
お元気そうでなによりでした。
これから1週間、お世話になります!
子どもたちは、空港で売られている水の高さ(ペットボトルの水がおよそ800円!!)に驚きつつ、
オーストラリア入国の余韻もそこそこに、長旅の疲れと最高潮の緊張の中、すぐに空港から直接 Fountain Collegeへ向かいます。
30分ほどで到着すると、もう皆さんお待ちかねで、カレッジの先生方、ホストファミリーとの対面がすぐに始まりました。
皆さん、どのホストファミリーも家族総出で出迎えてくださり、また、学校の先生方は日曜日にもかかわらず簡単に学校のご案内までしてくださいました。
皆さん、本当に温かく迎えてくださいました!
きっとみんな、素敵な時間を過ごせると思います!
土曜日の16:15に名古屋に集合してから、ホストファミリーへの受け渡しが完了した16:30(日本時間17:30)。
およそ24時間の移動が終わり、明日からは現地校での学びが始まります。
チャンギ空港のベンチにスマホ置きっぱなしでどっか行こうとする子、
関空からのフライト機内で乗り継ぎのチケット落とした子(※CAさんがチケットをひらひらさせながら「落とされた方いらっしゃいませんか〜」と回っておられ、落とす人いるんだな〜と思った直後、いや待てよ…と。名前を確認したらウチのメンバーでした汗)、
シンガポールからのフライト機内でチケット無くしたことに入国審査の時に気づいた子(※乗った後でよかった汗)、
パース空港からFountain Collegeへの移動のバス車中にパスポート忘れたた子!!!(※後からバス会社の方がホームステイ先までわざわざ届けてくださいました。)
とりあえず、”なんの問題もなく”、無事現地に到着、ホストファミリーと対面、2024夏パース留学珍道中の初日終了です。
今夜は、疲れや慣れない環境、明日の不安からなかなか落ち着かないだろうけど、みんなゆっくりできるといいなぁ〜。