Australia: Gold Coast 現地校最終日!! 午前の授業
Gilston State School での授業5日目。
悲しいかな、最終日です。
午前中は、まず、日本語の授業から始まりました。
オーストラリアの子どもたちは、『めりさ』と『けんた』の物語を、日本語で学び、Saka Groupの子どもたちは、それを英訳し、お互いのリーディングを批評し合う、という授業でした。
日本語クラスの先生、Kylieも同じことを言ってみえましたが、この頃までに子どもたちはみんな、こういった授業の中で、アクティビティの中で、あるいはオーストラリアでの暮らしの中で、多くの自信を得ていると思います。
少しずつ、心地よく過ごせ始めているようです。
オーストラリアの子どもたちにとっての日本語のクラスは、ちょうどSakai Groupの子どもたちのレベルに合っていて、勉強している日本語の物語に出てくる言葉を参考に、お互い日本語や英語を交えながら質問する姿が見られます。
今日は3コマ、各40分ずつこの授業をしたので、3コマ目にはずいぶん慣れてきた様子が見られました。
リラックスした状態で、恥ずかしがらずに心を開いて、自分から質問をし、同世代の子が答えてくれ、お互いのことを知ることができているという体験は、とても貴重なものになっていると思います。
英語が通じている、英語でコミュニケーションができている、というその実感を日本に帰ってからも決して忘れないで欲しいなあと思い、授業の最後に子どもたちと少し話をしました。
どうして英語が通じたのか?
どうして相手が言おうとしていることが理解できたのか?
それは、
伝えようとしたから、
理解しようとしたから、
に他ならないと。
「イミワカラン」
は、悪魔の言葉です。
そこでシャットアウト。
会話は終了するしかありません。
何を言っているのかわからなければ、違う言葉を使って、自分が理解できるまで聞き返さなければいけない。
「ん?もう一回言って?」
「○○のことを言ってる?」
「○○ってどういう意味?」
は、2人の関係を前に進める言葉です。
相手に対して質問することは、実は『相手を受け入れようとする姿勢を示す行為』なのです。
そして笑顔でそれを行うことで、相手が答えやすくなる。
オーストラリアの、ここ Gilston State School で出会った子どもたちは、これが非常にうまい。
そのポジティブ感、前向きさをずっと覚えておいて、日本での自分の生活や振る舞いに生かしてもらいたい、と。
恐らくみんな、もうそのことには気づいていたと思います。
が、改めて私からの言葉として聞くことで、自分が感じたことがより腑に落ちたのではないかなと思います。