Australia: Gold Coast 現地校2日目! CLIL、コミュニケーションについて
Sakai English School
Australia Tour : Gold Court 現地校2日目
今日は、Gold Coastの現地公立校、Gilston State School での授2日目。
午前中は英語の授業。
しかし、『英語の授業』と言っても、ESL (English as Second Language)の授業ではなく、地理の勉強を英語でしていました。
テーマは『Places and Cities』。
オーストラリアの地理を学びながら、
・near / remote / hot or cold / big or small
などの形容詞(Adjectives)
・方角(North, South, East, West) / 季節, population, etc.
などを学んでいました。
まさにCLIL(Content and Language Integrated Learning: 内容言語統合型学習)の実践ですね。
そして、ただ知識として学ぶだけではなく、先生からの質問に
「なぜ?」
が多用されているのも特徴と言えます。
「なぜオーストラリアでは、ダーウィンは暑く、メルボルンは寒い場所と言われているのでしょう?」
「なぜ、ケアンズは人気の場所なのでしょう?」
こういった質問に対して、
・答え方の文の難しさを引き合いに出して答えられなくなってしまうこと
・簡単で単純な回答を出すことに躊躇してしまうこと
などから話ができなくなってしまうことが課題ですねぇ〜。
・思いついたことを、なんでもいいから発話していく中で、グループとしてたくさんの意見が出し合えること、
・人の意見を聞いているうちに、議論の中でどんどんいろんなアイデアが浮かんでくること、
は、大人であれば誰でも経験があると思いますが、子供達がこういったことを自然にできるようになれば強いコミュニケーション能力が育つのだろうなあと思います。
さらに、今回の滞在でみんなに気づいてもらいたいことがもう一つ。
言い古されていることではありますが、
「完璧な文でなくても、単語一つでも、とにかく口を開けば相手は聞いてくれる」
ということです。
何か言おうとすれば、会話は始まります。
お互い、伝えよう、伝わりたいと強く思えば、言葉は壁を超えますね。
何も言おうとしなければ、何も始まりません。
ここ Gliston State School の生徒たちは、すれ違うたびに、日本語で元気よく「コンニチハ!」と挨拶してくれます。
『挨拶』という字には、『挨(あい)→心を開く』、『拶(さつ)→相手に迫る』という意味があります。
挨拶とはまさに、会話のとっかかりとして、『自分から心を開き、相手との距離を縮めていくこと』なのです。
この距離感の取り方が素晴らしい。
そして、『私は、あなたと話がしたい!』という気持ちが、言葉のハリや、笑顔から、ガンガン伝わってきます。
その気持ちを心を開いて受け止め、どんどんめちゃくちゃな英語で話しかけていって欲しいと思います!
英語(言葉)を使うこと。それが、英語(に限らずどんな言語でも)の上達の唯一の方法ですからね。