行き先 | オーストラリア クイーンズランド州 |
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日程 | 2016年8月6日(土)~ 8月16日(火)(11日間) |
対象年齢 | 単独: 小5~ 大人 / 親子: 何歳からでも |
最少催行人数 | 5名 |
料金 | 243,000円 航空運賃は含まれておりません。航空運賃の目安として約13~17万円です。 |
料金に含まれるもの | ・現地校登録料 ・英語授業料 ・教材費 ・その他学校内での費用 ・アクティビティ費 ・ホームスティ登録料、滞在費(1日3食付) ・コンドミニアム宿泊費 ・空港送迎 ・出発前英会話レッスン&事前ミーティング |
料金に含まれないもの | ・航空チケット代金 ・コンドミニアムでの食事(8/15の夕食は料金に含まれる) ・留学保険料 ・VISA申請料$14 ・お小遣い |
プログラム内容 | 大自然と近代的な美しい建物に囲まれたオーストラリア。現地の人々との触れ合いはもちろん、オーストラリアならではの自然の中での体験と、現地公立校では一人づつに現地生徒がバディとなり学校生活をサポートしてくれます。フレンドリーなホストファミリーとの生活で他文化を知り、また海外での新しい発見や、たくさんの人々との出逢いと感動を味わえるプログラムです。 |
プログラムのポイント | ・現地州立校で英語レッスン&授業参加 ・オーストラリアの生活を実体験できるホームステイ ・ゴールドコーストでショッピング&観光 ・世界遺産グリーン・マウンテンで大自然を体験! ・引率者による安心サポート!毎日現地からメールで報告 |
オーストラリア留学 2016
サカイイングリッシュスクール主催
「オーストラリア現地州立校&ホームステイ体験留学ツアー」プログラム概要
スケジュール詳細
日付 | 午前 | 午後 |
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8/6 (Sat.) | 14:50 中部国際空港発 → 成田国際空港着 → 乗り継ぎで待ち時間 → 成田国際空港発 → |
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8/7 (Sun.) | 06:45 ブリスベン国際空港着 → (大人) ホームステイ先へ直行 (小中高) バスにて学校へ移動、 オリエンテーション ホームステイファミリーと対面 |
ホームステイ先で過ごす |
8/8 (Mon.) 大人:語学学校 小中高:現地州立校 |
(大人) 英語レッスン (小中高) バディと対面 Welcome Tea |
(大人) 英語レッスン (小中高) 授業参加 |
8/9 (Tues.) | (大人) 英語レッスン (小中高) 英語レッスン |
(大人) 英語レッスン (小中高) 授業参加 |
8/10 (Wed.) | (大人) 英語レッスン (小中高) 英語レッスン |
アクティビティ コアラとの触れ合い |
8/11 (Thurs.) | (大人) 英語レッスン (小中高) 英語レッスン |
(大人) 英語レッスン (小中高) 授業参加 |
8/12 (Fri.) | (大人) 英語レッスン (小中高) 英語レッスン |
(大人) 英語レッスン (小中高) バディと一緒にFarewell Tea |
8/13 (Sat.) | (大人) フリータイム (小中高) ホストファミリーと過ごす |
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8/14 (Sun.) | ホストファミリーとお別れ コンドミニアムへ |
ゴールドコースト ショッピング&観光 (ゴールドコースト泊) |
8/15 (Mon.) | グリーンマウンテン世界自然遺産ツアー レストランで全員で最後のディナー (ゴールドコースト泊) |
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8/16 (Tues.) 8/17 (Wed.) |
フリータイム 午後 ブリスベン国際空港へ 18:25 ブリスベン国際空港発 → 翌日(8/17) 05:30 羽田空港着 08:05 羽田空港発 → 09:05 中部国際空港着 その後2F到着ロビーで解散 ★お迎えをお願いします |
現地レポート (日本人同行者の保護者様宛報告メールより)
8月 7日(日)
出発地である中部国際空港が予想以上に空いていて、想像していたよりもかなりスムーズにチェックインと手荷物検査が済んだため、飛行機が飛ぶまで約2時間、待ちが出ました。
成田では予定通りの4時間待ち。ホットドック食べてる人、ピザ食べてる人、ラーメン食べてる人、アイス食べてる人。基本的にみんな何か食べてましたが、成田空港は広くて遊べる/暇つぶしできるところがたくさんあり、4時間もあっという間でした。
国内での乗り継ぎは気楽でいいですね。
すっかり日が落ち、あたりはすでに真っ暗な20:40、定刻通りに飛行機は Brisbane に向けて離陸。
最初、私のチケットのみ座席が確定していて、他の皆の座席は決まっていないと言われましたが、なんやかんやでみんな1箇所に固まって座ることができました。空港で物を無くすことも無く、飛行機でのトラブルも無く、前回のNZツアーとはうってかわって子供達は機内で騒ぐことも無く、ドバーッとジュースをこぼすことも無く、気持ち悪くなることも無く…今回はなんとまあトラブルの少ないことでしょう!(今のところは。)楽しむのは大事だけど、締めるところはキチンと締めないと!言うべきところでちゃんと言おう!を心構えしていたのに、到着までまったりさせていただけました。
到着後も、本当に何事も無く、入国審査も1時間弱でスムーズに済み、バスのドライバーとも会え、なんだか拍子抜けするくらいです。
バスでの移動は、道路が混雑していなかったこともあり、予定通りの約1時間。
スクール(Gilston State School)に到着後は皆のホームステイ先の人たちが皆ご家族総出で出迎えてくださいました。
30分くらいの簡単なオリエンテーションの後、子供達はそれぞれのホームステイ先へと引き取られて行きました。
うーん、、、本当に何もなかったなぁ。。。
逆に気持ち悪いくらいだ。。。
これはまさか、嵐の前の静けさというやつでしょうか!?
明日からのドラマに期待したいと思います!笑
8月 9日(火)
Gilston State School での授業2日目。
授業開始前、8:30ごろ。
私は今日はジャケットを脱いで肌着にYシャツ1枚でいましたが、Gilstonの先生も、子供達も、口々に今日は寒いと言っていました。この時点での気温で15℃、日中はそれでも20℃まで上がりましたが、今のところ滞在期間中の最低気温となっています。昼休みには、子供達は現地の子達を自分たちから誘って、広い学校の敷地を使って鬼ごっこをしていました。そのため、11:40からの授業からは、みんな薄着になり、T-シャツ1枚で授業に参加している子もいました。(現地の子達は、全員!半袖&短パンでした。笑)
午前中の最初は英語の授業。
『英語の授業』と言っても、いわゆる ESL (English as Second Language)の授業ではなく、地理の勉強を英語でしていました。
テーマは『Places and Cities』。
iPadを使って、オーストラリアの地図を開き、オーストラリア国内の主要都市や地理を学びながら、いろいろな英語を学んでいました。
2日目にして初めての、本格的な英語の授業、しかも2時間ぶっ通しの授業だったため、疲れた感じを見せる子もいましたが、頭の中が英語ワールドになってきているようでした。一人に一台の iPad が支給される感じも新鮮でしたね。
1日に2回、11:00からと13:40から、Lunch Breakがあるのですが、その休み時間中に、現地の子供達と絡む姿が見られるようになってきました。積極的にみんな話しかけ、一緒に遊んでいるようです。また、逆に現地の子達、先生方から話しかけてくれるケースも多々あります。
昼からは、全員日本語の授業に参加しました。
「めりさ」と「けんた」いう人物が登場する物語で、すべて日本語(ひらがな)で書いてある物語をまず、日本語の先生が読みます。その後、現地校の子たちが音読し、サカイチームの子供たちが間違っていたら直す。今度は逆に、サカイチームの子たちがその物語を1文1文英訳し、現地校の子たちが間違っていたら直す、という授業を行いました。最後、余った時間で、各グループごとに、お互いのことを知る質問をし合う、というアクティビティも行いました。
意外にも、ほぼ全員が、この授業がとても楽しかったと言っていました。自分が使う言葉が実際に意味を持ち、それが意図した通りに伝わった実感が成功体験になるのでしょう。
普段、サカイイングリッシュスクールでは、かなりの頻度(5週に一度)で『スピーキングテスト』を行っていますが、この取り組みの先にはやはり成功体験、英語が伝わって嬉しい、という達成感が待っているのだと実感することができました。
木曜日には、校長先生自らが企画した文化体験授業が行われるそうですが、今日はその下準備を行いました。何が出来上がるかは、木曜日までのお楽しみとしましょう!
最後に、今日で2日目の幼稚園クラスの子どもたちを『教える』授業がありました。私は昨日からあくせく、なにかと現地校の先生の手伝いを買って出ているのですが、この授業あたりから、完全に私にも役割が分担されるようになってきました笑。ここでは、Atsushi が参加したクラスで、子どもたちが3グループに分かれ、1グループが担任の先生グループ、1グループが副担任の先生グループ、そして1グループが私のグループとなり笑、Atsushiが私のグループに入りました。他の子たちが散らばって行った先のクラスの様子はあいにく写真に収めることができませんでしたが(私も授業をしていたので!!)、すべてのクラスで同様に、折り紙を教えるアクティビティをしていたようです。折り方を『言って聞かせ、やって見せ、褒めてやらねば、人は動かじ』…
子どもたちとのやり取りは、みんなにとっていろいろと勉強になったのではないでしょうか。
さて、明日はいよいよ遠足(コアラを抱っこしに行く!)ですね。これを楽しみにしている子も多いでしょう!私も、と〜〜〜っても、楽しみにしています!!!
8月 10日(水)
Gilston State School での授業3日目。
さて…
今日はまた、みんなにとって『忘れられない1日』の記録を更新した日になったのではないかと思います。
なが〜〜い1日でした。
まずは授業開始前。
実は昨日の昼休みに、私たちの面倒をメインで見てくださっている日本語クラスの先生、Kylie(生徒たちから Mrs. Doonican と呼ばれています)と、あるサプライズ企画の相談をしていました。
スクール到着初日、教頭先生が私を滞在先まで送り届けてくれたのですが、その道中に、スクールの近くに小高い丘(The Panorama と呼ばれる場所)があり、晴れた日はそこから Gold Coast が遠くに一望できる、という話を伺っていました。早速翌日月曜日の帰宅道中に寄り道(ロケハン!)し、実際に見てみて感動!!ぜひこの景色を子どもたちにも見せてあげたいと思い、Kylie に相談したところ、彼女もノリノリで、校長先生に掛け合ってくださいました。午前中の授業の1時間を潰して、その The Panorama に行き、さらに、野生のカンガルーを見つけに行くという、サプライズ企画が実現しました。
出国前は何かと決め事が決まらずやきもきされて見えた方もいらっしゃるかと思いますが、コレなんですよ!オーストラリアの良さは!!
おそらく、『いい感じにテキトー』なので、逆に、とっても融通が効きやすい。楽しそうな提案をしたらすぐに乗っかってくれる気っ風の良さ!!
Kylieの車と、私の車に生徒が乗り込み、丘からの景色を見に行きました。
そしてその後、帰校道中でカンガルーを探すのですが、、、。なかなか居ない、、、。
この時点で9:30くらいだったと思いますが、どうやらそれはもう時間的に遅すぎるよう。
午前6時頃だと、そこら辺りでどれだけでも出会えるそうですが、、、。
探し回ること約30分。
エンターテイメント感満載のGold Coastの神様は、常にポジティブな私たちをしっかり祝福してくださいました。
その後、スクールでは、『Food』をテーマにした、形容詞、および比較級・最上級の授業を行いました。
「美味しい」「まずい」「酸っぱい」「甘い」「辛い」「暖かい」etc… の形容詞を使って短文を作る、また、現地校の方が準備してくださった”オーストラリアの”食べ物を食しながら、比較級・最上級の文を作る。
Beetroot
Licorice
Vegemite
Rice Cream
Lamington
Sausage Roll
Fruit Cheese
なかなか曲者揃いのラインナップにみんな衝撃を受けていました!笑
初めて日本に来たオーストラリアの子どもに、
梅干し
味噌汁
おはぎ
納豆
を食べさせてみたとしましょう。どんな顔をするでしょう?
さてさて。
その後、みんなが待ちに待った動物園への小遠足。「Currumbin Wildlife Sanctuary」へ。道中、大人チームのお3方をピックアップ、全員の無事を確認!!!
この動物園は、単なる動物園ではなく、『Wildlife Sanctuary』その名の通り、野生の七面鳥、ペリカン etc…多くの野生動物がやってくる・あるいは暮らしている自然公園的な動物園でした。また、動物病院としても機能しており、例えばカンガルーを車で轢いてしまった場合はここに連絡することで、動物のその後の面倒は無料で見てくれるそうです。(車の面倒はもちろんみてくれませんが…)
そして!!
お待ちかねの『コアラを抱っこ』。写真と抱き合わせで $23 という、まあまあな値段でしたが、全員が体験することに決めました。
なので、全員、コアラを抱っこしている写真(遊園地とかでよくある、台紙がついたアレ)をお土産で持っています。
が、手持ちのカメラで撮影してもいいとのことでしたが、しっかり私のカメラで全員をそれぞれ撮影しております!!
みんなにとって公平になるように、今日のところは私の写真だけを添付させていただくことにします。
さて、この時点ですでに14:20。ホストのピックアップが15:00。スクールまで約40〜50分。私の計算が正しければ、1秒も無駄にせずに学校に向かってギリギリなはずです。が、バスの運転手さんが「いいところに連れて行ってあげる」と寄り道し、連れて行ってくださった、Burleigh Headsのビーチ。ここは、Surfers Paradise とは異なり、地元の人がこよなく愛するビーチだそうで、確かにものすごい数のサーファーがサーフィンを楽しんでいました。砂はとてもきめ細かく、『鳴き砂』で、乾いた砂浜を踏みしめると「キュッキュッ」と鳴きます。波打ち際の砂は海水を含んでしっかり硬く、貝殻も石もほとんど落ちていないため(恐らく1m四方に1個も落ちていないほど)、裸足で歩くととても気持ちがいい。裸足で走っても全く安全。砂浜を裸足で歩くことを、地元の人は『earthing walk』と呼んでいるそうで、体に溜まった電気を放電する(アースする)という意味なのだそう。
自然を愛するオーストラリアの人ならではの感覚ですね。
(※とりあえずやっておきました。みんなでジャーーーンプ!!一人だけ、超浮いてます。)
なんとか15〜20分遅れで学校に到着し、みんなサ〜〜〜っと帰って行きました。
いやはや、本当に盛りだくさんな1日でした。
そして明日は木曜日、珍しく若干天気が崩れる予報ですが、そんなことはさておき!
お待ちかね、校長先生直々の、オーストラリアの文化体験授業です。
昨日みんなで下準備をしたアレ、です。
どんな1日になることやら!?
お楽しみに!!
P.S.
このことに触れてなかったのですが、心配してみえる方もいらっしゃるかもしれないので一応お伝えしておきます。
ホームシックにかかっている子は残念ながら一人もいません、みんな日本に帰りたくないと言っています。笑
8月 11日(木)
Gilston State School での授業4日目。
午前中は、オーストラリアの文化についての授業でした。
まずは、校長先生、Weatherburn 先生から直々の文化体験授業を受けました。
『mob』というのは、アボリジニーの言葉でいうところの Group、集団を意味する言葉です。単なる集団というよりかは、一緒に生活を共にする、我々の感覚で言うところの”町内の班”のようなもののようですが、恐らく結束は日本のそれとは比べものにならないくらい濃いものでしょう。厳密には家族ではありませんが、家族ほどのつながりがあるものだそうです。その mob 単位で生活し、1〜2週間でキャンプを移動し、生活の拠点を移します。mob ごとに、火起こしは男の仕事だったり女の仕事だったりするそうですが、ここの Sakai Group の mob では、男の仕事ということにしました。くすぶった木屑を、細かい木屑や落ち葉にかけることでより大きなくすぶりを作り、火を起こしていく。男の子たちだけでなく女の子たちも体験はしましたが、これがなかなかの体力仕事なのです!最後は私も登場し、ヤケになって本気でやりましたが、煙は出せても火を起こすことは最後までできませんでした。実際、この作業はアボリジニーにとっても当然大変な作業で、キャンプ間の移動の時などは、木の皮などを使って、細心の注意を払って火種を絶やさないようにするのだそうです。
校長先生が持っているのが、アボリジニーの楽器、ディジュリドゥー(Didgeridoo)です。子供達が、音を出す練習をしています。火曜日は、実はこれの下地を塗っていたのです。筒の一旦に口を密着させ、ぶるぶると唇を震わせることでその振動が筒の中で共鳴し、音になっています(たぶん)。これがなかなか難しい。。。
私は昔、友人が本物のディジュリドゥを持っていて、貸してもらって試した時も音を出すことができませんでしたし、今日もやはりダメでした。。。
しかし、コツをつかむのがうまい子はどこにもいるようで、2〜3人の子たちはすぐに音を出せていました。
このディジュリドゥー、日本に持って帰ろうと思っていますが、長さ制限で引っかかるかもしれません。。。
空港で没収されずに日本まで持って帰れたら、子供達に演奏してもらってください!
うまく鳴れば鳴るほどやっかましいですよ!!!
さて、オーストラリアの先住民の授業は続きます。
オーストラリアが現在のような国になってからまだ数百年ですから、国としての歴史は日本に比べてとても浅いです。
しかし、当然、『オーストラリアという国』以前にもアボリジニーはこの地に住んでいました。(Indigenous Australians)
数多く伝わる、アボリジニーの昔話、『Dream Time』の話を、日本語訳を交えながら、そして話の背景の説明を交えながら聞きました。
『Dream Time』とは、アボリジニーが考える世界の起源の話で、いろいろな種類の話があるようですが、今日聞かせてもらったのは『The Bat and the Crocodile』という話でした。みんな興味深そうに聞いていました。
4枚目は、また現地校のクラスに混ざって、パソコンを使ってリサーチをするという授業の様子です。
ミツバチについてのレポートをまとめるのが目的ですが、『パソコン室では子供たちのテンションがめちゃくちゃ上がる』というのは、どうやら世界共通の”あるある”のようです笑。
みんな、全然真面目にやってません。このクラスの担任の先生が”が鳴り”まくってますが、4秒くらいしか大人しくなりません。
「次しゃべった子、ふざけた子は、昼休み、校長先生と一緒にレポートを書いてもらいます!!」と、先生が最後の手段を使いましたが、効き目がありませんでした。笑
レポートをぎっしり書こうとする子もいれば、適当に大きい字でただ埋めた感じで終わらせる子、白紙状態で平然と遊んでいる子、たくさんいました。先生は、いろいろなヒントを与えますが、直接的な答えを与えることは決してしません。
「これ以上の答えに近いヒントは助け(help)にならないから、自らが動くのを待つ」と言ってみえましたが、私も完全に同意見でした。
さて、今日の最後の授業(というか1コマ)は、全校集会でした。
毎週木曜日のこの時間が全校集会のようです。子供達が司会をする中、国歌を歌い、校歌を歌い、会は始まりました。音響やスライドの準備、音を再生するのも音量を調整するのも、映像を投影するのもすべて子供達がやっています。次々に、おそらく各委員会?からの連絡事項(すべて子供達から)があり、会は進んでいきます。私たちは、この全校生徒約400〜500人(※何人かの先生に、「全校生徒何人?」と聞きましたが、正確な人数が帰ってきませんでしたので笑、憶測での数字です)の前に並んで座っています。
みんな、非常に嫌な予感がしています。
時間割表には、
「Assembly(全校集会) Kendama Display」
と書いてあります。
けん玉の披露。。。
事前に「ヤバい」と思ってけん玉を披露するのはなくなりましたが、その代わりに、全員が壇上に上がり、『修了証書』の授与式をしてくださいました。
私も壇上にいたので、残念ながらこの時の写真がありません。一人一人、名前を呼ばれたら全校生徒が「ヨウコソ!」と日本語で叫んでくれ、校長先生から修了証書を授与され、握手をしました。
Gilston State School は、過去に、日本の「小林中学校」と言う学校(いまいちどこなのかわかりませんが、成田の近くだとのことです)と交流のあった時期があったそうですが、先方の当時の担当者が(恐らく)転校されてしまったため、今ではもう交流がなくなってしまったそうです。しかし、日本語クラスの先生としては、Gilston からも日本に短期留学を定期的に出したいし、日本からの短期留学をもっと受け入れたいと思っているそうです。
ちなみに今回のような留学受け入れはどれくらいしているの?と聞いたら「Never!」と言ってみえました。
Gilston にとっても、私たちにとっても、今回の滞在はとても特別なものだったようです。
私たちは、すべてのホームステイ先で暖かく迎えられ、担当してくださった 日本語クラスの先生はとても献身的に私たちと接してくださり、たくさんの特別な授業を企画してくださいました。今回、このスクール、先生方、そして各ホームステイに出会えたことは、とてもラッキーだったと思います。
今日たまたま、EQI、Education Queensland International、クイーンズランド州教育省の、教育旅行・教育視察研修担当の方が2名、Gilstonの視察に来られました。私に用はなかったようですが笑、話をする機会をいただき、私たちが感じていることを感謝とともにしっかりとお伝えしました。そして、私としてはもし次回オーストラリアに来ることがあれば、またこのゴールドコーストの Gilston に戻ってきたいとお伝えすると、「要望を伝えていただければ善処します」とのことでした。
うーん!!役所的回答〜〜〜!!!
ともあれ、全校集会の話に戻ります。
集会は続き、その後、なぜか全校で、先生も一緒に、ダンスをしました。みんなノリノリです。恥ずかしがってやっていない子は一人もいません。
ダンスがひとしきり終わったあと、先生が「もう一回練習してみる?」と言うと、全校生徒から割れんばかりの「イェーーーー!!!」と言う、悲鳴に近い歓声。日本ではありえない光景でした。
後から聞いたところ、このダンス練習は、明日の夜5:30から、学校のホールでダンスパーティがあるためだそうで、子供達も招待されています。
『Disco Night』と言っていました。なんて陽気な校風!
明日はもう、現地校での授業最終日です。
本当にあっという間でした。子供たちが寂しそうな顔をするだろう姿を、そして現地校の子たちとも会えるのがこれで最後だと思うと少し寂しいです。
最後の1日もたくさん学び、たくさん楽しんで、出会いを受け入れ、経験し、一つでも多くの思い出を持ち帰ってほしいと思います。
8月 12日(金)
Gilston State School での授業5日目。
悲しいかな、最終日です。
午前中は、まず、日本語の授業から始まりました。オーストラリアの子どもたちは、『めりさ』と『けんた』の物語を、日本語で学び、Saka Groupの子どもたちは、それを英訳し、お互いのリーディングを批評し合う、という授業でした。
日本語クラスの先生、Kylieも同じことを言ってみえましたが、この頃までに子どもたちはみんな、こういった授業の中で、アクティビティの中で、あるいはオーストラリアでの暮らしの中で、多くの自信を得ていると思います。少しずつ、心地よく過ごせ始めているようです。
オーストラリアの子どもたちにとっての日本語のクラスは、ちょうどSakai Groupの子どもたちのレベルに合っていて、勉強している日本語の物語に出てくる言葉を参考に、お互い日本語や英語を交えながら質問する姿が見られます。
今日は3コマ、各40分ずつこの授業をしたので、3コマ目にはずいぶん慣れてきた様子が見られました。
リラックスした状態で、恥ずかしがらずに心を開いて、自分から質問をし、同世代の子が答えてくれ、お互いのことを知ることができているという体験は、とても貴重なものになっていると思います。
英語が通じている、英語でコミュニケーションができている、というその実感を日本に帰ってからも決して忘れないで欲しいなあと思い、授業の最後に子どもたちと少し話をしました。
どうして英語が通じたのか?どうして相手が言おうとしていることが理解できたのか?
それは、
伝えようとしたから、
理解しようとしたから、
に他ならないと。
「イミワカラン」
は、悪魔の言葉です。
そこでシャットアウト。
会話は終了するしかありません。
何を言っているのかわからなければ、違う言葉を使って、自分が理解できるまで聞き返さなければいけない。
「ん?もう一回言って?」
「○○のことを言ってる?」
「○○ってどういう意味?」
は、2人の関係を前に進める言葉です。
相手に対して質問することは、実は『相手を受け入れようとする姿勢を示す行為』なのです。
そして笑顔でそれを行うことで、相手が答えやすくなる。
オーストラリアの、ここ Gilston State School で出会った子どもたちは、これが非常にうまい。
そのポジティブ感、前向きさをずっと覚えておいて、日本での自分の生活や振る舞いに生かしてもらいたい、と。
恐らくみんな、もうそのことには気づいていたと思います。
が、改めて私からの言葉として聞くことで、自分が感じたことがより腑に落ちたのではないかなと思います。
2度目の昼休みは、Farewell Tea、サヨナラパーティでした。
この頃には、各バディと生徒のペアだけでなく、すべてのバディも加えて一つのグループのような結束ができていました。
初日の硬さはもう微塵もありません。
日曜日、最後のお別れに立ち会うのがとても辛いです…
Gilston State School で、数ヶ月に一度行われるという『Disco Night』。
今回、我々が日本から来ているということで、普通の Disco Night が『Bush Dance Party』に企画変更され、みんな17:30〜20:30までホストファミリーと一緒に参加しました。
今回のパーティには、通常の数倍の生徒が参加したのだそうです!!すごい留学生効果です!!笑
チェックのシャツにハット、ジーンズが『Bush Dance』スタイルだそうで、私はシャツと帽子を貸してもらいました。写真では正面の子がその帽子をかぶっています。
この一週間、幼稚園クラスから高学年クラスまで、たくさんの通常クラスに参加させてもらう中で、全校約670名(←やっとほぼ正確な数字がわかってきました!)に本当に優しく、フレンドリーに受け入れてもらいました。このパーティでも、すれ違う子のほとんどが、声をかけてくれましたし、Sakai Group の子どもたちも、気さくに挨拶を返せるようになりました。日本に戻ったら、周りの環境的になかなか同じ振る舞いを続けることは難しいと思いますが(変な子だと思われてしまいます・・・)、こういう雰囲気を体験したことや、それがどれだけ嬉しかったかはきっと忘れないと思います。
8月 14日(日)
Gilston State School での授業を終え、ホストファミリーと悲しいお別れの時がきました。
もうしっかりお別れしてきたのか、何もかもが楽しすぎてそんな余裕がないのか、Sakai Group の子どもたちからは不思議と涙は見えませんでした。が、現地の子の中には号泣している子、目を赤くしている子がちらほらいました。
ホストファミリーの方達はみんな口を揃えて、みんなが来てくれて本当に嬉しかったと言ってみえました。本当にいい子たちだったし、子どもたちのことをよくしてくれて本当にどうもありがとう、と。
みんなが異国のオーストラリアでちゃんとマナーよく過ごせるか心配をしていたのは完全に杞憂でした。子どもたちは私たちが思っているよりもずっと大人で、素敵に振舞っていたようです。今回のオーストラリアでの滞在でも、きっと大きく成長したのでしょうね。
その後、大人チームの3人ともホテルで合流し、子どもチームは街へショッピングに出かけました。
こんなに暖かいのに一応冬なので、さすがに夕方5:30を過ぎると暗くなります。
今夜は、Nando’s というチキン屋さんで夜ご飯を食べ、その後は部屋に戻ってゆっくり、、、のつもりでしたが、
その後、一部屋に集まってスナックパーティ。まあ、まだ7時過ぎだしいいか。。。とにかくみんな仲が良くて、見ていて楽しいです。
明日は世界遺産・グリーンマウンテンツアーです!
ここゴールドコーストでは、普通の生活をしていても自然を目一杯楽しめますが、世界遺産の自然のスケールにみんなはどんな反応をするのでしょうか!?
8月 15日(月)
今日は現地滞在の実質的な最終日、メインは9時からの世界遺産・グリーンマウンテンツアー!
しかし子供たちは朝から元気で、ほとんどの子が5時台に起きたようです。ということで、7時半頃からみんなでとりあえずビーチへ。滞在先からビーチまでは徒歩1分もかからないくらいです。写真の砂浜までで約1分くらいという好立地!約1時間、砂浜をぶらぶらしたり、貝殻を拾ったり、砂の堤防を作ったり、etc. ゆっくり砂浜遊びを満喫しました。
その後9時から、グリーンマウンテンツアーへ。
グリーンマウンテンツアーと言っても、途中でアルパカ園に立ち寄ったり、公園でトイレ休憩がてら遊んだり、ランチを食べたり、がっつりトレッキングをする感じではなく、割と小学生の足に合わせたのんびりした観光コースでした。
グリーンマウンテンには、「絞め殺しイチジク」という木がたくさん生えていました。
ガイドさん曰く、ある木の周りをぐるぐると取り囲むように成長していき、最終的には内側の木をすっかり覆い、内側の木はやがて朽ち果て、外側の木(絞め殺しイチジク)のみになるそうです。そのため、その最終的なフェーズに達した木のウロから中を覗き上を見ると、空間が一番上まで続いていて空が見えるのです。オーストラリアの自然の不思議さを目の当たりにしました。
最後は Betty’s Burgers というレストランで、みんなで食事をしました。これが最後の晩餐です!!
今はまた、1つの部屋に集まって、最後のスナックパーティをしています。そして明日の早朝また、ビーチへ出かけます。
Gold Coast を満喫していますね!その後10時にチェックアウットし、2:30からバスで空港へ行き、日本へ帰ります。
みなさま、それまでもうしばらくお待ちくださいね。みんな、最高の笑顔で帰って行きますから!!
8月 16日(火)・17日(水)
帰りの便。
行程は、
8/16 18:00 オーストラリア・ブリスベン → 20:00 シドニー
21:00 シドニー → 翌8/17 6:05 羽田
8:00 羽田 → 9:30 中部国際空港
の予定でした。
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8/16。
ブリスベンからシドニーの便は遅れも何もなく無事20時ごろ到着。しかし、羽田への便が21時発で、オーストラリアの国内線から国際線のトランジットを1時間で済ませないといけないという、超強行な旅程!基本、移動は全部ダッシュ!エスカレーターもダッシュ!!
Express Laneで出国手続きをなんとか超バッタバタで済ませ、空港じゅう、ゲートに向けてダーーーッシュ!!!
すると、出発ゲートは静まり返っていて、人もまばら。電光掲示板には我々の乗る飛行機の便名どころか何も書かれていない。
何かが、おかしい・・・嫌な予感を押し殺し、隣のゲートのカンタス航空スタッフに状況を聞いてみると、なんとゲートが変更になっているとのこと。いつの間にやら!なぜ誰も教えてくれない!!貼り紙くらいしてくれてもいいじゃないの!!この時点で時刻は21:15。出発予定時刻を15分過ぎてしまっている・・・空港内アナウンスには到着以降ずっと聴力のすべてを集中させているけれど、我々の便に関してのアナウンスは今のところ無し。とにかく、変更後のゲートに向けてまたダッシュ!!変更後のゲートに着いたのが21:20頃。あ!!ラッキーーーー!!!!人がまだ居る☆どうやらまだ飛行機は飛んでいない様子。聞いてみると、機体のトラブルで出発が遅れているとのこと。助かった〜〜〜。と思いながら、子どもたちにもその旨を伝え、ひとまず休憩することに。21:30。なんの動きもない。22:00。なんの動きもない。。22:30。なんの動きも、、、ん?前の方でちょろちょろ動きがある。耳を研ぎ澄まして会話を盗み聞くと、「シドニーに住んでいる人〜」と空港職員が声をかけている様子。どういうこと??その、『シドニーに住んでいる人』から順に通されていっている模様。…ほんと、どういうこと??23:00。ようやく我々の番になり。ふぅ〜。やっと飛行機に乗せてもらえる〜と、話を聞いてみて発覚!フライトはキャンセルされたとのこと。。。なぜアナウンスしない?!混乱を避けるための作戦か!?やるね、カンタス航空!!
こちらの人数(大人・子供の内訳、男女の内訳)を伝えるも、ジャンボ飛行機丸ごと一個分の乗客のホテルを急遽取ってもらっているわけだから、シングルベッドが人数分当てがわれるわけではない様子。それでシドニーに住んでいる人だけ先に外に出していたのね!謎が解けた☆と喜んでいるのも束の間。私たちチームも、ダブルルームが当てがわれれば、ダブルベッドで2人で寝ないといけない可能性大!子どもたちはいいとしても、大人たちはさすがに、、、ね。とりあえずゴリゴリ交渉して、我々11人で7室確保。移動先のホテルでシングルルームと、ダブルではなくツインルームを頑張って確保しよう!と密かに決意を新たにバスで移動。この時すでに 0:30。ホテルに着いたのが 1:00。。。空港での職員の話では、シングル2室とダブル5室を我々グループのために取ってくれていたようでしたが、意外にもツインの部屋に余裕があるとのことで、ダブルの部屋はすべてツインに振り替えてもらえることに。ラッキー!ツイテル!!ツイテルよ、みんな!!みんなは眠い目をこすりながら、「シドニーに泊まれたことは本当ラッキー!」と言ってくれている。ああ、本当になんて前向きな子たちなんだ…天使だよ、みんな…とりあえず、ここまでの事の顛末を親御さんにご連絡し、なんやかんやで3:00過ぎ。ゆっくり休みました。
==========
翌朝。8/17。
シドニー→羽田のフライトの予定時刻は14:00。
昨晩、空港職員の人から、ホテルまではバスで30分くらいと言われていたけれども、実際には40分ちょいかかったことからまた嫌な予感がし、航空会社がアレンジしてくれた予定出発時間11:00より早く出発することに。昨日の夜、我々を空港からホテルまで送ってくれたバスの運転手、Rayさんがまた明日の朝も迎えに来てくれるとのことで、直接交渉し9:45の出発とさせていただきました。あんなに真夜中でも40分強かかったわけだしね。平日の昼間だから、道が混むかもしれないしね〜。振替え便の席、他の人たちよりも早く行って確保しておきたいしね〜〜。時間余ったら、シドニーの空港で遊んでればいいしね〜〜〜。なんて思いながら迎えた翌朝。ここでまた問題が、、、。時間通り、むしろかなり早めの9:00すぎにホテルに来てくださったRayさん。私も7時前には起き、早めにスタンバっていたためフロントでばったり再開。このRayさん曰く、航空会社から11時のピックアップと言われているため、自分の一存では出発時刻を変更できなくなったとのこと。だから申し訳ないけど、11時まで待って欲しいとのこと。いかん!いかんよ、そんなヌルいこと言ってちゃ!!早速ホテルの人に頼んで電話を借り、航空会社にTEL。そして事情を説明し交渉!すると、我々が泊まっていたホテルにはもう3組、そして隣のホテルにも4グループ、(詳しくは忘れたけど)全部で30数名宿泊しているとのこと。そしてRayさんのバスは、その2つのホテルの人たち全員を空港に送っていかないといけないことになっているのだとか。わかりましたよ。じゃあ、全員に電話しますがな!振替え便に乗ろうとしている宿泊客全員に!!ホテルの人に事情を伝え、我々が宿泊していたホテルの方からまずTEL。すると、我々グループの他の方は皆、タクシーチケットをもらっているとのことで、タクシーで空港まで来てくれと言われていたことが判明。だからバスには乗らないとのこと。なにそれ〜。先に言ってや。てか、カンタスの人たち、そこちゃんと把握しといてや。まあとにかく、ホテル1個クリアー。残すは隣のホテル。隣のホテルに行くと、それらしき日本人の団体さんが見え、ガイドさんに事情を話したところ、ツアー参加者の方には出発時間が早まることで問題ないか確認してくださることに。残りは私がフロントに行き、また事情を説明し、宿泊客に連絡。すると、先ほどのツアーの団体さん以外の方はすでにチェックアウトされ、空港に向かわれているとのこと。なに〜〜!やりますな!!結果先を越されてますやん。ツアーの方も皆早く出る事に同意してくださり、ということで、Rayさんバス利用者全員のコンセンサスゲット!また元のホテルに戻り、航空会社にTELし、Rayさんのバスは出発します、と私から伝え、いざ出発!この時点で10:30。もう結構疲れたよ!!やばいよ!!おまけに結局30分しか早まってないじゃん。。。Anyway,無事空港に到着。急いでチェックインカウンターに行くと、すでに結構な行列。。。う〜〜〜ん、みんなやっぱり考えることは同じなのね。。。仕方がないので普通に並び、普通にチェックイン。普通に全員席ゲット。普通に。。。!!普通に席ゲットしてるや〜〜ん!よかった。。。泣そして、このフライトの予定到着時刻をみると22:00となっている。これは良く無い時間だ。。。我々が羽田から中部国際空港の移動に利用する便はJAL便。JALは私の知っている限り、朝便と夕方便、1本ずつしか無いハズ。22:00羽田着。これは、、、良く無い時間だ。。。私の懸念をカンタス航空の職員に伝えると、陽気なオージーから「大丈夫!俺たちにまかせとけ!お前たちのホテルはバッチリ俺たちがキメてやるぜ!!東京までぐっすり眠って、東京で確認しな!!なにも心配することは無いぜメイト!!」(※一部誇張表現があります。)的な返事が。なるほど。東京でのもう一泊はすでに秘密裏に確定していたのか。。。そして、何やらまた危険な香りがする。。。ホテルは本当に大丈夫なのだろうか。。。おまけに、こんなお盆休み真っ只中の超絶繁忙期に、我々全11人をサクっと乗せてくれる振替え先の国内便があるとは思えない。。。そこで、困った時の海外生活・鈴木さん。これ、困った時って言っていいですよね?電話していいですよね!?的なノリで連絡。鈴木さんには、日本から東京サイドに、宿泊先が確保されているかの確認と、振替え便の確保のお願いをすることに。鈴木さんの声、安心感ある〜〜〜。なんかもう助かった感じする〜〜〜。鈴木さん曰く、振替えの便は探すが、最悪陸路でもいいですか?との事。その移動が旅行保険の適用範囲内なのかと尋ねると、遅延保証はついているハズとの事。よかった〜〜。飛行機の方が楽チンだけど、なければ最悪新幹線でもいいよね。みんな。。。とりあえず後の事は鈴木さんとカンタス航空職員の皆さんにお任せし、先へ進む事に。チェックインが済み、再度出国の審査をし(もう2度目だからみんな楽勝!)、なんだかんだでゲートに着くと、もう12:30になってました。Boarding Time は 13:15。時間がなくなっちゃったね。まあでも、帰れるだけでオッケー!
そして13:15。
13:30。
14:00。
・・・ん?
動きが、、、無い。。。
出発時刻過ぎてますけど、、、。
などと、とにかく私たちをドキドキさせてくれたカンタス航空でしたが、無事14:10頃からボーディングが始まり、少し遅れで無事出発しました。真昼間のフライトだったため、みんなちゃんと寝れるか心配でしたが、やっぱりなんだかんだでみんな疲れていたよう。ものすごく静かなフライトはあっという間に終わりました。
そして羽田着。ほぼ予定通り。22:10。タラップを降り、ゲートに向かうバスに乗り、建物に到着すると、見るからに頼り甲斐のある50代ぐらいの日本人男性が私の名前を叫んでいる。50代くらいの男性に名前を呼ばれてこんなに嬉しかった事はないぜ・・・。聞くと、我々チームで6室、品川プリンスホテルを確保してくださったとの事。そして、翌日のフライトは、ANAもJALもすべて満席のため、新幹線で帰ってほしいとの事。その旅費はとりあえず私が建て替え、その後精算していただけるとの事。ああ、理路整然としていてわかりやすい。ああ、ノーカオス。ニッポンの安定感。50代男性の安定感。
出国手続きを済ませ、京急で品川に向かい、ホテルにチェックイン。
この時、0:00過ぎ。みんな飛行機でたっぷり寝たため、結構元気。おまけに、品川プリンスの豪奢ぶりにテンション上がりまくり!!お腹が空いていた子がたくさんいたので、一旦荷物を部屋において、すぐにコンビニに行く事に。「みんな〜!今夜は飛行機遅延パーティーだよ!!」の掛け声で、夜中にコンビニ飯をただ食べるだけの時間が一気に最高潮を迎えました。
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8/18。
翌朝は、みんなで品川プリンスの朝食バイキング。4会場ある中から、多数決(ほぼ満場一致)で、和食専門のビュッフェへ。みんな、納豆やら海苔やら豆腐やらを食べてます。私も食べました。うまい・・・。うますぎる・・・。思えばみんなはホームステイ中、ホストファミリーからいろいろいいもの食べさせてもらってたみたいだけど、私はしょうもないものばっかり食べてたなぁ。こんなにまともな食事、久しぶりだ・・・。
感激を噛み締め、ゆ〜〜っくり時間をかけ食事を済ませ、ホテルに戻り、少し休憩してすぐに新幹線に乗るべく品川駅へ。目指すは10:47発。しかしなんやかんやあって11:00発に乗る事に。もう全然いいよ、そんな13分ごときの小競り合い!もう30時間以上遅れてますしね!!新幹線に乗り込む前、キヨスクで飲み物やおやつをたっぷり買い込み、座席をぐるっと回してみんなで楽しく名古屋へ向かいました。そしてJR在来線に乗り換え、一宮へ。現実が近づいてくる。。。みんな、なんだかんだでこの2泊が楽しかったようで、近づいてくる現実に対しては複雑な心境の様子。まだ帰りたくない。。。でも家族には会いたい。。。ああ、また何かハプニングが起きて、奇跡のもう一泊追加来ないだろうか。。。そんなこんなの思いを胸に一宮に到着。親御さんの顔を見てみんなも最高の笑顔。みんな、本当に無事でよかった!!!そして、帰りは足掛け約47時間の長旅、本当にお疲れ様でした!!!
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いやはや。。。なかなかエラい目にあった帰りの道中でした。しかし、かなりいろんなことを学ばせてもらいました。
経験値も付きました。とにかく、子どもたちを不安にさせないようにポジティブで居続けるのに必死でしたが、それを察してか、そもそもみんないい子たちだったのか、文句を言う子が一人もいなかったことに私は本当に助けられました。特に、シドニーからのフライトがキャンセルになった夜。ゲート付近には、英語が話せなくて困っている人がたくさん居て、みなさんお困りのようだったのでいろんな人の通訳をしました。あまり言いたくないですが、基本みなさんご立腹の様子で、負のオーラがすごくて。。。その横で、子どもたちは冗談ばっかり言って笑っていてくれて、明るく振舞ってくれていました。みんな口々に、「一泊のびて嬉しい!」とか、「シドニーで泊まれるなんてラッキーやん!!」とか言ってくれていました。本当に、シドニーで泊まれることがただただ嬉しかっただけかもしれません笑。そして、大人たちと違って、後ろの予定がどうにもならないこともきっとないのでしょう。結果、私たちは、帰路の間中ずっと、2度のホテルの宿泊も含め、最高の経験をすることができました。本当に楽しかった。同じ飛行機で帰った人たちの中には、同じ経験をしたにもかかわらず、全く逆のニュアンスでこの経験を受け止めた方もみえるでしょう。その方達には残念なことですが、この帰路はきっと楽しくなかったでしょうね。
まさに、笑う門には福来る。
『福来る』とは言いますが、勝手に来てはくれないです。笑うことで、自分から掴みにいっているような感じがするなぁ、と、今回の件で子どもたちにたくさん教えてもらえた気がします。
そしてカンタス航空の職員のみなさま。蓋を開けてみれば、最高のリカバリーでした。ドキドキしてたのは結局自分だけ。万事スムーズに、バスの手配、ホテルの手配、連絡網の手配をしていただけ、とても気持ちよく帰ってくることができました。さすが、世界一安全な航空会社!カンタス航空万歳。
最後に、日本で待ってくださっていたご家族のみなさま。帰りは本当に心配だったでしょうが、混乱されてみえる様子が一切なく、おかげさまでのびのびとその場の判断で後ろの旅程を決めていくことができました。冷静な対応に、本当に感謝しています。
早速届いておりますメールは、本当に嬉しく読ませていただいています。嬉しすぎて、何枚かプリントアウトして、家中にしばらく貼っておこうかと思うくらいです。どうもありがとうございました!!
(了)
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